『サマーキャンプ vol.3』収録作「I See You」(ジン太)

どうもお久しぶりです。
ご連絡が遅くなってしまいましたが、第十三回文学フリマに今回も参加します。(今回から会場が変わって東京流通センター
我らSUMMER CAMPの配置は、「E-49」です。よろしくお願いします!

というか、昨日まで本の入稿作業やってました。
今回は(僕の原稿が)ギリギリだったぜ……。

今号も、晋太郎くんが書いてくれたイラスト表紙です。さわやかなおにーさんです。ウフフ。vol.1から見てると、少年の年齢が上がって行ってますが、vol.4で成人になることはありませんのでご安心ください。我々はショタでジュブナイルで青春少年小説で(全年齢)ですので。ていうかショタで(全年齢)っていうのもなんか日本語的にあれですね。

A5サイズの60Pです。よろしく!

さて、僕の書いた作品の紹介いきます。タイトルは「I See You」。今回はSFです。

「I See You」

 メガネ型ディスプレイを使って、AR(拡張現実)を表示することがあたりまえになった世界。
 少年は、夏休みの学校で、宙太と名乗る少年と仲良くなる。

 「僕は宙太」
 「君が見ているものが僕の世界だ」

 どうやら、宙太は学校のサーバーに置かれているAIで、他人の視界で世界を見ているらしいが……

 宙太との、平凡で短い夏休みが始まる。

メガネっていうとそのままですが、『電脳コイル』の電脳メガネみたいなもんです。
さすがに「電脳メガネ」という名前はあれだったので、オグラ(ARGLASS)って名前も付けてますが。

AI育成だの、夏休みの閉鎖的な学校だの、屋上だの図書室だの、紙の本と電子書籍だの、男同士の関係だの、好きなもんたくさん詰め込めて面白かったです。

元ネタはたくさんあるんだけど、『電脳コイル』とテッド・チャン『ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル』とユスキュルの環世界で。

SF担当として、今回は特にSF成分強めでお送りいたします。

では今回も文学フリマ会場でお会いしましょう!

(ジン太)