前回の文フリ感想もろもろ(晋太郎)

こんばんはー。
ジン太の更新につられるように更新します、シンタロールこと晋太郎です。
次回の文フリも参加させていただくことになりました!
どうぞよろしくお願いいたします。

便乗して、僕もまずは前回の感想をちょろっと書こうと思うんですけど、前回は今まで以上に感想を頂く機会が多く、ヒジョーに嬉しかったです。
特に、僕等はティーンを描いた作品ばかりを作っているということもあって、実際にティーンに読んで貰えるっていうのは嬉しい限りですねー。
文フリという場に出している以上、想定している読者はオトナではあるんですが、ティーンに読んで貰いたいなぁという気持ちで書いている部分もあるので。
と、色んな方の感想が、実に励みになるなーと実感した「vol.3」でした。
ありがとうございました!

で、今は「vol.4」用のおはなしを作っているのですが、今回僕が書いているのはゲイの高校生の恋模様を描いた、青春丸出しのナツバナです。前回は非ゲイの友情モノだったので、その反動でトコトン恋!という感じで進めております。

表紙イラストだけはもう描き上がっていて、こんな感じの表紙になる予定です。

本当はもっと幼いキャラクターで1枚描いてあったんですが、何となく気に食わなくなって描き直してしまいました。まあ中高生を主人公としたアンソロジーってことで、こんぐらいの年齢までは許容範囲かなーと!
今まででのイラストよりは、多少色っぽくしてみようかなーと思いつつ描きました。

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ところで僕はライトな(?)映画好き人間で、今年も既に2桁の映画を見ているんですが、少年モノの映画にもオススメできるものがボチボチあるんですよー。
なので、ちょっとだけ映画について。

スコセッシの『ヒューゴの不思議な発明』や、スティーブン・ダルドリーの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』なんかは、サマキャン的にもオススメできるラインだったと思います。
ある日唐突に父を失ってしまった少年が、父の残したメッセージを追うという、構造的にもよく似た「今の」作品です。個人的に好きなモチーフ。

『ものすごく〜』の原作者、ジョナサン・サフラン・フォアが「ユーモアだけが悲しい話を真実として伝えられる」というようなことを書いていますが、本当にそうですよねえ。いつかそういう話を書いてみたいなあ。

あと、サマキャンのカラーからは遠くなってしまいますが、個人的には『アニマル・キングダム』というオーストラリア映画も良かったです。
タランティーノが推してるってことで、クライム&バイオレントな作品ではあるんですが、主役の高校生がただただ環境に翻弄されるばかりで、流されるしかない無力感と静かな静かな諦念をたたえたまなざしがスバラシイんですよー。
十代っていうのはそういうもんだよなあ、と。儚くも美しいです。

次回はvol.4収録の『セカンドサーブ』という話の内容をちょろっと紹介したいなーと思います!


(晋太郎)